作業事例
高さの転写/確認(図Dを参照)
本機を水平にした状態でしっかりした面に置くか、または三脚(39)(アクセサリー)に取り付けます。
三脚を使用して作業する場合:レーザー光を希望の高さに調整し、目標位置に高さを転写して確認します。
三脚を使用せずに作業する場合:ターゲットパネル(47)を使用して基準点の高さとレーザー光の高さの差を測定し、測定した高さの差を目標位置に転送して確認します。
上向き鉛直点の平行調整/直角の投影(図Eを参照)
直角を投影する場合、または分割線の位置を調整する場合には、上向き鉛直点(11)を平行に、つまり基準線(壁など)に対して等距離に調整する必要があります。
そのため、本機を垂直に設置し、上向き鉛直点が基準線に対してほぼ平行になる位置に調整してください。
位置を正確に調整できるよう、ターゲットパネル(47)を使用して、本機で直接上向き鉛直点と基準線の距離を測定します。その後、上向き鉛直点と基準線の距離を、本機からできるだけ離れた場所で再度測定します。本機で直接測定した時のように、基準線に対して等距離になるように上向き鉛直点の位置を調整します。
上向き鉛直点(11)に対する直角は、可変レーザー光(8)によって表示されます。
垂直線/垂直面の表示(図Fを参照)
垂直線/垂直面を表示させる場合は、本機を垂直に設置します。垂直面が基準線(壁など)に対して直角になると考えられる場合には、上向き鉛直点(11)をその基準線に合わせて調整してください。
垂直線は、可変レーザー光 (8)によって表示されます。
垂直線/垂直面の調整(図Gを参照)
垂直のレーザーラインまたは回転面を壁の基準点に合わせるために、本機を垂直に設置し、レーザーラインまたは回転面を基準点にある程度合わせてください。X軸 参照 垂直位置における回転面の調整を中心に回転面を回転させ、基準点に正確に合わせてください。
受光器を使用せずに作業する場合(図Hを参照)
光の状態が良い場合(周囲が暗い場合)や距離が短い場合は、受光器を使用せずに作業することができます。レーザー光の視認性を向上させるために、ラインモードを選択するか、またはポイントモードを選択し、レーザー光を目標の位置に向けてください。
受光器を使用して作業する場合(図Iを参照)
光の状態があまり良くない場合(周囲が明るかったり、直射日光が当たる場合など)や距離が離れている場合には、レーザー光が探知しやすくなるよう、レーザー受光器(37)を使用してください。受光器を使用して作業する場合は、回転速度が最も高いローテーションモードを選択してください。
遠距離で測定する場合(図Jを参照)
遠距離で測定する場合は、レーザー光を探知するために受光器(37)を使用する必要があります。干渉をあまり受けないよう、必ず作業面の中央に据え、三脚を使用してください。
屋外で作業する場合(図Cを参照)
屋外で作業する場合は、必ず受光器(37)を使用してください。
安定感に欠ける地面で作業する場合は、本機を三脚(39)に取り付けてください。本機が揺れたり、床が動いたりして測定不良が生じないよう、衝撃警告機能をオンにした状態で必ず作業してください。