オートレベリング
概要
電源を入れると、本機は水平または垂直の位置を確認し、約±8 %(±4.6°)の自動補正範囲内で凹凸を自動的に調整します。
オートレベリング中は、X軸(7)およびY軸(6)のステータス表示灯(緑)が点滅し、レーザー光がポイントモードで点滅します。
オートレベリングが終了すると、X軸(7)およびY軸(6)のステータス表示灯(緑)が連続点灯し、レーザー光が連続照射されます。測定準備が完了すると、本機は自動的にローテーションモードで動作します。
電源を入れてから、または位置を変更してから本機を8 %以上傾けると、オートレベリングができなくなります。すると、X軸(7)およびY軸(6)のステータス表示灯(赤)が点滅し、ローターが停止して、レーザー光が消えます。
この場合は、本機の電源を切ってから、本機をできるだけ水平または垂直に設置し直し、再度電源を入れてください。
位置の変更
整準している間、本機は水平または垂直の位置を確認し続けています。位置が変わると、オートレベリングが行われます。
位置の変更が最小限であれば、操作を中断することなく補正されます。これにより、床の振動や天気の影響が自動的に補正されます。
位置がかなり変わると、オートレベリング中に測定エラーが生じないよう、レーザー光の回転が停止し、レーザー光が消えます。X軸(7)およびY軸(6)のステータス表示灯(緑)が点滅します。また、衝撃警告機能が作動します。
本機は、水平または垂直の位置を自動的に検知します。水平と垂直の位置を切り替える場合は、本機の電源を切ってから、位置を調整し直し、再度電源を入れてください。
衝撃警告機能
本機は衝撃警告機能を搭載しています。本機の位置を変更したり、本機を揺らしたり、設置した場所が振動すると、変更した位置での整準を取りやめ、位置のずれによる測定ミスを防ぎます。
衝撃警告機能を有効にする:衝撃警告機能は基本的に有効になります。本機の電源を入れてから約1分後に、衝撃警告機能が作動します。
衝撃警告機能の作動:本体の位置が変わったり、強い振動を感じたりすると、衝撃警告機能が作動します。機能が働くと、レーザー光の回転が停止し、連続照射が点滅に変わります。また、電池残量表示灯(13)とX軸(7)およびY軸(6)のステータス表示灯(赤)が点滅します。そして、そのときの運転モードは記憶されます。
衝撃警告機能が作動している場合、電源ボタン(3)を押します。衝撃警告機能が再度有効になり、本機のオートレベリングが開始されます。オートレベリングが終了すると、X軸(7)およびY軸(6)のステータス表示灯が連続点灯し、記憶されていた運転モードで照射されます。
基準点でのレーザー光の位置を確認し、必要に応じて本機の高さや位置を調整してください。
衝撃警告機能を無効にする:衝撃警告機能を有効/無効にするときは、本体の電源ボタン(3)を1回押すか、または衝撃警告機能が作動している場合には(衝撃警告表示灯(13)が赤色に点滅しているとき)2回押します。衝撃警告機能が無効になると、衝撃警告表示灯(13)(赤)が連続点灯します。
衝撃警告機能を有効にすると、約1分後に作動し始めます。
注意事項:リモコンで衝撃警告機能の有効/無効を切り替えたり、再作動させることができます。